外来通院している70〜80歳代のかたへ、
タイミングをみて太ももの筋肉を鍛える、
筋トレをお願いをしています。
とても簡単な筋トレなんです。
椅子に座って片足ずつ膝を伸ばしながら、
脚を上げるだけです。
上げた脚がブルブルとふるえてくるまで、
上げているのが大事と伝えます。
それを片足ずつ2回とか3回とかしてくださいと。
タイミングというのは、
本人の訴えに、
膝が痛い、歩けなくなった、転びやすい、
筋肉が落ちたなど、
「どうしたらいいのだろう」と困った状況になったことを、
話してくれたときです。
本人はやる気がないのに
「筋トレが必要ですよね」と言っても、
空返事で「はーい」と言ってくれるだけです。
そういうときは、聞いたことは頭に残っていません^^;
タイミングよく伝えて、
診察台に一緒に座って実技指導もするので、
しっかりと聞いてくれるし、
「やってみます」とか、
「次に来るときに報告します」とか、
やる気がありそうな言葉が返ってきます。
ときには、「やってますよ。毎日!」と、
以前にお伝えした筋トレを続けていることを、
話してくれる人もいます。
方法はいたって簡単なので、
タイミングよく伝えると「できないわ」という人はいません。
幾つになっても筋トレは、
しないよりはしたほうがずっといいです。