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ダイエットには有酸素運動と

無酸素運動を組み合わせるのが効果的

有酸素運動とは?

ウォーキングやジョギング、

エアロビクス、サイクリングなど、

運動の強度があまり高くない、

ある程度の時間継続して行うことができる運動をいいます。

体内に取り入れられた酸素が

脂肪とくっついて燃焼することで

エネルギーになるためダイエットによいとされています。

 

では、無酸素運動とは?

短距離走、バーベルなどを使った

筋力トレーニングなど

短時間に強い力を発揮する運動のことをいいます。

持続可能時間は短時間ですが、

筋肉を鍛えることができるので、

筋肉量を増やすことができます。

このことは基礎代謝量を上げることにつながり、

ダイエットに関係してきます。

ダイエットでは

有酸素運動が効果的と言われていますが、

有酸素運動のみでは

脂肪も減りますが筋肉も落ちてしまいます。

筋肉が減ると基礎代謝も下がってしまいます。

基礎代謝を下げないためにも

無酸素運動で

筋力トレーニングを

いっしょにすることが効果的だといえます。

更に効率よく脂肪が燃焼されるためには、

筋力トレーニングを行ってから

有酸素運動をするとよいとされています。

ここで脂肪燃焼のメカニズムについての

簡単な説明を加えておきます。

(参考文献 ほすぴ 予防医学学術刊行物115号 

成人病予防対策研究会発行)

~脂肪燃焼のメカニズム~

体内に蓄積されている体脂肪は、

運動や食事制限などで、エネルギーとして使われます。

運動などで体温が上昇し血糖値が下がると、

脂肪細胞からエネルギーを取り出し、

血糖値を安定させようとするホルモンが分泌されます。

このホルモンから指令を受け、

脂肪分解酵素であるリパーゼによって

体脂肪が脂肪酸とグリセリンに分解され、

血液中に溶け出し、筋肉に運ばれて

運動エネルギーとして消費されます。

こうして体脂肪は燃焼されるのです。

また、体内にはグリコーゲンと体脂肪という

2つのエネルギー源があります。

体にとっては体脂肪が

エネルギーの貯蔵庫として機能するので、

簡単には体脂肪が消費されない仕組みになっています。

最初にエネルギーとして消費されるのは、

 

グリコーゲンの方であり、

それを使いきったときに、

ようやく体脂肪がエネルギーとして消費されるのです。

筋肉トレーニングでグリコーゲンが消費されますので、

この後に行う有酸素運動では

エネルギー源のグリコーゲンがないため、

脂肪が使われるようになり

脂肪燃焼の効率が良くなるのです。

脂肪の燃焼のメカニズムを知っていると、

効率よく運動で脂肪を落とすには、

筋トレをしてから

有酸素運動をすると良いことがイメージできると思います。

そして有酸素運動だけでは

ダイエット効果も不十分であることも理解できますね。

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