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歯周病を予防して、食べる力を守る

「食べることが楽しめなくなったらお終いよ」

「せめて美味しい物を食べたいから食事制限されたらいやだ」

「食べることだけが楽しみなのよ」と言われる方は多いですね。 

足が弱って行きたいところにも行けない。

目が悪くなったから本を読むのも億劫になる。

最近のテレビは若い人向きで

見ていても面白くないというお年寄りも多くいます。

 

美味しいものを食べるというのは、

いろいろな機能が落ちてきたときの

最後の楽しみでもあるのでしょうか?

食べるときに気になるのは『歯』のことです。

何の問題もなく、

何でも食べられる人には

気にならないでしょうけれど、

歯が悪い人にとっては大きな問題です。

「入歯だから外へ食べに出掛けるのはちょっと。。。」

「人と一緒だと、食べるのも楽しめない。。。」

そんな話しも聞くことがありますが、

入歯を気にして、行動範囲も狭まってきてしまうなんて、

寂しいですね。

このように『歯を丈夫に保つこと』

『歯周病の予防』は思っている以上に

人生の楽しみにも関わってくる

大事なことなんです。

歯周病は歯が抜ける原因の第一位ですが、

歯が抜けるだけではなく放置すると

動脈硬化や心筋梗塞、

糖尿病などの元凶となることもわかっているようです。

歯が抜けたら入歯にしたらいいと

簡単に考えている人もいるかも知れません。

年を取れば誰でも入歯になってしまうのは

仕方がないことと思っている人も多いかも知れません。

しかし、入歯が上手く合わなくて

何度も作り直している人や、

固いものが噛めないから

柔らかいものばかり食べている

という状況はどうでしょうか?

そのままでは、『咀嚼力』も弱くなってきます。

この『咀嚼力』の低下も

いろいろなことに影響していきます。

噛む力が弱ってくることで、脳の老化のスピードが速くなる、

唾液の分泌量が減ってくる、顔の筋力の低下につながり、

しわやたるみも増えて老け顔になるといったこともあります。

さらに『咀嚼力』の低下が

全身の筋力にも影響します

正しい姿勢を保つことや歩くのにも不自由になり、

つまずきや転倒の原因の一つにもなってきます。

年をとったときに、歯のことでは悩みが増えてきそうですね。

では、歯を大切にすることや、

歯周病の予防は年をとってからすればいいのでしょうか? 

歯周病にかかる割合は

30歳代以降から増え始めるそうです。

そして、50歳以上で

歯周病が全くない健康な歯肉を持つ人は

1割にも満たないと言われているそうです。

歯周病は加齢現象なのかというと、そうでもないようです。

ただ加齢とともに免疫力や唾液の分泌量が低下したりすると

歯周病に罹り易いということはあるようです。

歯周病にかかるかどうかの要因は、

毎日の生活習慣である口腔ケアが影響してくるようです。

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