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加齢もリスクのうち

  • negisun
  • 2019年11月30日
  • 読了時間: 2分

生活の中で健康のために気をつかっていても、

避けられない『加齢』というリスク。

遺伝的な要素も、

歳を取ってくると開花することがあります。

例えば、高血圧症。

「若いうちは低血圧だったのよ」と、

何の心配もしていなかったという人が、

健診で血圧が高いとわかったりする。

「血圧は低いと思っていたのに」と言いながら、

血圧の薬をのむようになる人がいます。

糖尿病も。

食生活は変わっていないし、

体重も増えていない。

でも、両親も兄弟もみんな糖尿病。

いつの間にか血糖値が高くなり、

糖尿病の治療薬をのむようになった人もいます。

高尿酸血症は食事を気をつけても、

尿酸値は下がらない。

尿酸値が上がるような体質の人は、

薬をのんで下げるしかない。

脂質代謝異常も。

モデルになれるくらい細い人でも、

家族性の脂質異常症で、

コレステロールの悪玉が上がる人がいます。

それは20歳代に始まるので、

薬をのんで下げるしかありません。

生活習慣などでは下がるものではなさそうです。

怖いのは、

高血圧症も糖尿病も、

高尿酸血症も脂質代謝異常も、

最初は何の症状もないということです。

だから、健診を受ける意味は大きいのです。

病気が進行する前に治療を始めて、

食生活や運動を

気をつけるようにしないと、

薬をたくさんのむ生活になってしまいます。

症状のない生活習慣病を放置すると、

やがて心臓や脳や腎臓などが悪くなっていきます。

本当に加齢は侮れないリスクです。

もう亡くなってしまったかたですが、

96歳くらいで通院していたのですが、

「年ほど怖いものはない」と、しみじみと言っていました。


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