クリニックで仕事をしていると、
60代の人たちと話すことがあります。
つい「いくつまで仕事をするんですか」と、
聞きたくなります。
長く通っている人には、
聞いてみたりします。
「働けるまで」
「70くらいまで働きたい」
「65で辞めると思う」
など、一昔前なら
定年しているはずの人たちは、
仕事を続けている場合が多いようです。
70代でも仕事をしている人は、
そう珍しくもなく、
自営業や農家の人たちは、
ほぼ70代でも仕事しています。
おそらく
仕事をしてきた時間を、
何かに使いたいと、
強い思いが無ければ、
仕事を続けていたほうが、
自然なんだと思います。
そして、
仕事を続けている人たちが持つ、
漠然とした不安が、
ボケたら困る!
何もしなくなって、
自分がボケたら困ると思うから、
仕事を辞めるのに不安がある。
たぶんそのくらいの歳になれば、
自分も同じように、
ボケたら困ると、
意識するようになるのでしょう。
仕事を辞める=ボケる
とは、思わないけれど、
することがないのは不安の一つなんですね。