睡眠負債とは
「ヒトは一定の睡眠時間を必要としており、それより睡眠時間が短ければ、足りない分がたまる。つまり眠りの借金が生じる」
「借金がたまると、脳や身体にさまざまな機能劣化が見られる。睡眠不足は危険である」
(スタンフォード大学睡眠生体リズム研究所の創設者のウィリアム・C・デメント教授が「睡眠負債 sleep debt」という表現を用い始めた)
睡眠不足が容易には取り戻せないために、睡眠負債になってしまう。
この睡眠負債の怖さは、単なる睡眠不足ではないために、体や脳への影響が出てきてしまうことです。
生活習慣病のリスクを高めるほか、うつ病などの精神疾患や認知症の発症リスクも高まるようです。
睡眠は単なる休養ではなく、脳にとっては大事な作業をする時間です。
起きて活動する時間ばかりを大事にしていると、大きなツケが後で返ってくることになるので要注意です。
では、睡眠負債を減らすにはどうしたらいいでしょうか?
それは、自分に必要な睡眠時間をしっかりと取る生活を続けることです。
人によっては6時間くらいで十分な場合もあり、10時間寝ないと足りない人もいます。
何時間寝たら十分なのかの目安は?
朝起きた時にスッキリと目覚められること。
日中に強い眠気がある場合は、睡眠時間が不足していたり、睡眠の質が悪いのかもしれません。
気がつかないうちに睡眠負債がたまっているかもしれません。
朝、スッキリと目覚めることがなかったり、日中に強い眠気がある場合は、自分の眠りを見直し始めた方がいいでしょう。
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