「エニアグラム」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
それは古代ギリシャの頃にできたもので、
遺伝とか国とか性別に関係なく、
生まれたときから持っている、
『ほんとうの性格』を9つに分けた
性格タイプ論です。
エニアはギリシャ語で「9」を表し、
グラムは図という意味の言葉です。
この9つのタイプを知ることで、
コミュニケーションを
よりよくしていこうというのが、
私の今年の目標なんですが、
まだ入り口に入ったばかりの状態です。
エニアグラムは相手のタイプを判断することが目的ではなく、
タイプを知って対応の仕方、
コミュニケーションのとり方を変えたり、
工夫するのが目的です。
例えば、
何か始めるときに、
自分で考えて決めたい人、
誰かに勧められて始める人、
誘われたから始める人、
人によって様々です。
自分で考えて決めたい人は、
人から勧められても、誘われても始めません。
なぜなら自分で決めたいからです。
人から指図されたりするのは嫌いなんです。
誰かに勧められて始める人は、
自分で決めなさいと言われると、
たちまち困ってしまいます。
なぜなら自分で決めるのに自信が持てないのです。
自分で決めて失敗することは嫌なので、
誰かに勧められたことを始めるほうがいいと思っているのです。
誘われたから始める人は、
一人で何かを始めるというより、
誰かと一緒にするのがいいのです。
誘ってくれた人がいるから、
始めようと思うのです。
これは9つの性格による違いで、
どれもその人らしいと言えるのですが、
違いを知らないと、
自分との違いに違和感を覚えたりすることがあるのです。
この性格の違いを知って、
その人らしさが充分に発揮できるように、
その人らしい行動パターンでサポートできるように、
人によって関わり方も変えられたら、
いいだろうなと思っています。