『サクラサク』はこの春に上映される映画のタイトルです 師匠が10年以上前に書いた小説が原作です 映画が上映されるんだと知って 久しぶりに読んでみました すると10年前にも読んだはずの小説なのに やたらと新鮮に感じるので、覚えていないもなだな〜と思ったのですが マダラにボケてしまっている父親が息子を説教するところで 「良いことをしたら褒めてやらにゃあ人間、前を向いて歩けなくなる。褒めてやるにゃ、その人間を一所懸命に見つめていなくっちゃいけないんだ」(原文のままです) と、書かれていました 一所懸命に見ていないと褒められやしないじゃないかと。。。 10年以上も前の小説なので もしかしたら私が承認という言葉も知らなかった頃だったから この文はさらりと読んでいたのだろうか? そうか!と思っても、今ほどに気が留まらなかったのでしょう 孫がボケてきている自分の世話をしている事に 気がつかないでいる息子に説教しているところです 家族が崩壊しそうになっているのを 父親の老化とか介護とかを通して コミュニケーションを取り戻す機会にしようとしているのが うまーく描かれていて 当時も感動していました やっぱり何にしてもコミュニケーションってすごいなって思うのです さださんの映画は泣いてしまいそうで見に行けないけれど このサクラサクは観に行きたいなと思っています 映画館で泣いたっていいじゃない!って開き直って行けばいいだけですから
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